事例・ユースケース
AIによる金融機関のローン審査業務の効率化
金融機関においてローン融資実行の可否を判断する審査業務にAIを取り入れ、審査業務の工数を大幅に削減しました。
解決したい課題
ローン審査の業務プロセスが複雑な上に属人化しているので審査結果が出るまでに時間がかかり、顧客を逃してしまう
ソリューション
現状業務の分析や過去の融資実績などから融資可否を判断するAIを構築します
導入の効果
ローン審査申込から審査結果が出るまでのスピードが向上し、他社への顧客流出が減少しローン契約締結率がアップします
お客様業種・課題
金融機関
ローンの審査申し込みから実行の可否を判断するまでにさまざまな業務プロセスを経るため、審査結果が出るまでに相当時間がかかっていました。自社よりも他の金融機関からローン審査結果が先に出てしまうと顧客が他社に流れるという機会損失が発生するという課題がありました。また、ローン審査はある程度の経験と知識が必要な業務のため、どうしても属人化しやすい業務であるという課題もありました。
ソリューション内容
ローン融資のAI化を検討しているお客様向けに、まずは、業務プロセスの可視化や業務分析と、業務プロセス内でのAI適用期待効果分析などを含むPoC(Proof of Concept)を行います。
その後、PoCを通じて効果検証がなされたアルゴリズムに基づき、過去の融資実績から、融資可否の判断を行うAIモデルの生成を行います。
コンサルティングの際には、業務の全てをいきなりAIに切り替えるのではなく、従来オペレーションの中で担当者の直感によって判断されている部分にまずは段階的にAIを取り入れることで、業務の中で人間とAIが共存しながら、AIの有効性も検証され、その有効性に基づいて次第にAIの役割も拡張されていくというコンセプトでの導入を行っています。
導入後の成果
- ローン審査申し込みから審査結果が出るまでのスピードが向上し、顧客満足度が改善します
- 審査結果までのスピードが上がったため、他社への顧客流出が減少しローン契約締結率がアップします
- 審査業務の属人化が一部解消され、まだ習熟度の低いメンバーでも審査業務を対応できるようになります